患者さんからの質問・声・相談

多嚢胞性卵巣症候群

Q,私は多嚢胞性卵巣症候群と診断され
その為周期が50週を超えたりすることが普通です。
まともな出血は2ヶ月に一回程度でちゃんとした出血が
あった次の月は茶色のおりもののようなものが数日
続いて終わることがよくあります。
先月3/15に生理が終わりアプリの予定日では4月の頭くらいが
生理予定日でした。しかし今月もまともな出血がありませんでした。予定日くらいに茶色のおりもののようなものが数日間出てました。今月も排卵がうまくされていなかったということでしょうか?
また性行為はありましたがうまく避妊はできていたと思います。

A,お話を聞いただけの印象ですが、軽症ではない多嚢胞性卵巣症候群と思われます。たぶん毎月排卵するなどということは無く、ときどき排卵することがあるというレベルと思われます。
妊娠を希望されるのでしたらおそらく排卵誘発治療が必要な方です。
すぐには妊娠を希望されないのでしたら、ホルモン治療で規則的に生理をおこしておくべきと思います。

不妊治療について

Q,3月から不妊治療を別の病院で通いはじめ、血液検査、卵管造影検査などその他検査を致しました。特に異常もなく、体外受精は考えていないのでタイミング療法を何回かしていく感じになりましたが、ホルモン治療をやってみたいと思い、相談しましたが、そこのクリニックではホルモン治療はせずにあくまで自然な形でということでした。今年40才になりますが、そちらのクリニックでホルモン治療を受けることは可能でしょうか?

A,40歳での不妊症治療は、20歳台の方に比べて妊娠率はかなり厳しいのが現実です。
ですので、少しでも妊娠率をアップさせるために排卵誘発剤による治療を当院ではお勧めしています。

注射について

Q,過去に多嚢胞性卵巣症候群で排卵誘発剤を内服しまきたが、排卵しませんでした。
妊娠を希望する場合、内服で効かない場合は注射になるのでしょうか?
仕事をしながら妊活をすることはできますでしょうか?

A,恐らくクロミッドという薬を内服されて排卵しなかった方と思われます。
こういう方は注射による排卵誘発治療をしないといけないことが多いです。
当院でも仕事をしながら注射をうちに来る方は大勢いらっしゃいます。皆様には夜の7時までにクリニックに入ってくださいねとお願いしています。
どうしても7時までに入れない方は、少し高くつきますが自己注射という手段もあります

検査費用について

Q,自分が問題なく妊娠できる体であるかを確認したいと思っています。基礎体温(三ヶ月ほど)はガタガタです。
避妊をやめて、半年ほど経っています。
30を過ぎてから、経血量が半分ほどに減ったことが気になっています。
どういった検査が必要でしょうか。また、費用を教えていただけますでしょうか。
また、タイミングを取ったあとで、膣内の精子量を見てもらうことはできますでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。

A,基礎体温が低温相と高温相に分かれていなければ、排卵誘発の治療が必要です。3か月分の基礎体温表をもって受診してください。
排卵誘発治療は内服薬ですむ場合には比較的安価ですが、注射薬を使う必要がある時は少し高くなります。どちらにしても保険が効きます
排卵日に性交渉をもった後に子宮頸管内に生きた精子がいるかどうかをしらべることをフナーテストといいます。もちろんこの検査も保険が効きますよ。

排卵障害

Q,他院でクロミッドを使用しているのですがなかなか効きません。ネットで調べる中で、インスリン抵抗性というものがあると知り、家族に糖尿病の人がいるため、自分もそうかも…と感じています。貴院ではこの検査をされていますか?また、インスリン抵抗性がある場合、それに対応した治療はされていますか?

A,不妊症の原因が多嚢胞性卵巣の方でしたら、インスリン抵抗性を改善するメトフォルミンという薬剤を併用するとクロミッドでも排卵する方がいらっしゃいます。試しに飲んでみるということもできます。
またインスリン抵抗性を測るためには、絶食で朝来ていただければ血液検査ですぐにわかります。

2024年4月
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