2017年02月

不妊治療の費用

Q,不妊治療の費用はどれくらいかかるものなのですか?

A,費用はどの様な原因で不妊症になっているかによります。
一番治療費がかかるのは排卵誘発剤を使って卵胞をそだてる場合ですが、 保険が効きますので毎回の治療費は5000円以下だと思います。

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の方の妊娠

Q,PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の人は、妊娠中でもグリコランを内服しなければ、流産しやすくなる、とネットにかいてあったのですが、これは本当なのでしょうか。
 
A,    PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の方はもともと流産率が高いのが問題なのです。
しかしグリコランを内服しても流産率を下げることはできませんので、高温相が続いているのでしたら後は待つしかないですね。

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の治療

Q,避妊目的でピルを服用、やめてから無月経になり、PCOSと別病院で診断されました。
(7年前、LHとFSHの逆転現象・高プロラクチン血症とネックレスサインあり。テストステロン値も高い)
芍薬甘草湯とプラノバール・ルトラールを服用、LHとFSHの逆転現象・高プロラクチン血症はおさまりましたが生理がこない状態は継続し、7年。
ピルを飲むと肝機能と中性脂肪に異常が出るため(飲んでいる期間と飲んでいない期間で2回血液検査をして調べました)、あまり飲みたくなく、今年の3月以降ピルをやめたところ、6/19から7年ぶりにようやく自発的な生理が来ました。
■現状の悩み、疑問
・今月の健康診断でピルを服用していない状態で、中性脂肪が301(去年は116でした/36歳、160センチで体重は47キロです)。
・血中テストステロンが179と異常に高い(去年の12月の数値/以前から高いです)。
・インスリン抵抗性があるのでは?
・こどもが今すぐ欲しい訳ではない(産む期限があるのも分かっています)

今の病院ではとにかくピルを飲むことしか言われず、
他の病院を探そうとしています。
こちらの病院では、他の手段やインスリン抵抗性の検査などを相談させていただくことは可能でしょうか?


A,今すぐに妊娠を希望されない多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方の場合には、治療しないでいると無月経や月経不順になってしまうので、定期的に生理をおこしておくことが大事ですね。
その方法としては低用量ピルを使うことが多いのですが、他のホルモン剤を使用して生理をおこすということもよくあります。
インスリン抵抗性を改善する薬を使用するのは、妊娠を希望されるようになってからで良いと思います

 

結婚して1年弱になるのですが子供ができません。

Q,大阪市に住んでいますが、結婚して1年弱になるのですが子供ができません。
 基礎体温をずっとつけているのですが、高温期が短く、長い時でも10日位しかないため、ちゃんと排卵しているかどうかが心配で病院に行ったところ、初日にいきなり薬を処方されました。
 ホルモン剤の身体への影響も不安ですし、薬を処方されたということは、自然にタイミングだけでは妊娠できない身体だということなのでしょうか?
 自分では健康体であってほしいと思っていたのと、やはり自然妊娠が第一希望なのですごく悩んでいます。
 
A,高温期が10日くらいしかない方は黄体機能不全といってホルモン分泌がもしかしたらよくない方かもしれませんね。
そういう方には排卵を助ける排卵誘発剤が有効ですので、そういう薬剤を投与されたのだと思います。
しかしまだ年齢的にも若くて、妊娠をあまり急いでいない方でしたら、主治医とよく相談して漢方による治療なども考えても良いかもしれません。
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