2018年09月

40歳の方の不妊治療 排卵誘発剤

Q,3月から不妊治療を別の病院で通いはじめ、血液検査、卵管造影検査などその他検査を致しました。特に異常もなく、体外受精は考えていないのでタイミング療法を何回かしていく感じになりましたが、ホルモン治療をやってみたいと思い、相談しましたが、そこのクリニックではホルモン治療はせずにあくまで自然な形でということでした。今年40才になりますが、そちらのクリニックでホルモン治療を受けることは可能でしょうか?

A,40歳での不妊症治療は、20歳台の方に比べて妊娠率はかなり厳しいのが現実です。
ですので、少しでも妊娠率をアップさせるために排卵誘発剤による治療を当院ではお勧めしています。

多嚢胞性卵巣と漢方について

Q,私は軽度の多嚢胞性卵巣と言われています。ピルでホルモン治療を開始したところ身体に合わないようで中止しました。

軽度なら、ケイシブクリョウガンや、カミショウヨウサンが効くかもしれないと聞いたのですが、漢方で治る人もいますか?

A,多嚢胞卵巣の方でも軽症の人でしたら、月経不順や排卵障害が回復する人もあります。

一度漢方を試してみるのは意味があると思います。

Q,
基礎体温はもちろん付けているのですが、それとは別に、漢方の効果の有無は、どれくらいの期間服用して見極めべきでしょうか?

A,漢方を2か月ぐらい試してみて、効果が無いようでしたら別の手段を考える必要があると思います。
 

不妊治療に必要な通院の頻度は?

Q,不妊治療を行うにあたって平均大体何回位、どのくらいの間隔での通院になるのでしょうか?
 
A,軽症の方は月に1~2回で済みますが、重症の方は月に10日以上通院していただく方もあります。

男の子、女の子の産み分けができますか?

Q、男の子、女の子の産み分けができますか?

A、性交渉の時期を選ぶことで男女の生み分けができると信じられていた時代もありますが、
今はその方法はだれも行わなくなりました。科学的に証明された方法ではなかったからだと思います。
 
実は男の子を作る精子と女の子を作る精子は実は少し重さが違います。
ですから特殊な遠心分離機を用いれば、重い精子と軽い精子を分けることができます。
この方法を用いればより確実に男女の生み分けができることになりますが、日本産婦人科学会はこの方法を用いる人は学会に届けて許可を得るように推奨しています。
つまり男の子が欲しいとか女の子が欲しいという理由だけではこの方法は使用できないということです。
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