患者さんからの質問

PCOSで不妊治療中の方からの「稽留流産について」のご相談

Q,PCOSで不妊治療をしております。
3回目の体外受精で妊娠できましたが、昨日の検診で8週3日でしたが心拍確認できず稽留流産と診断されました。

仕事の都合もあり、手術は明後日に施行予定ですが、昨日よりトイレにいくたび少量の出血があったり、それがとまったり、茶色のおりものがみられます。腹痛はありませんが、下腹部に違和感があります。明後日の手術まで待っていいものか、心配です。特に熱や痛みなどありませんが、これが感染症につながるのではないか、と心配しておりあす。明日一日仕事があるのですが、予定まで待っても問題ないでしょうか?


A,稽留流産の手術予定の方が、手術予定日より前に自然流産することはよくあることです。

ただし流産と思われる出血が始まった時には、手術を受ける予定の病院で完全に流産しているかどうかを確認してもらってください。胎盤組織などが子宮内に一部でも残っているときには手術を受けなくてはならないからです。

生理不順、カウフマン療法と骨粗鬆症について

Q,PCOSによる生理不順で、カウフマン療法(プレマリン、ルトラール)'をしている30才です。先日骨密度を測る機会がありYAM値が89%とやや低値でした。カウフマン療法6ヶ月目で最近月経量が減っており、エストロゲンが足りていないかと心配です。1年後くらいの妊娠を考えているのですが、低用量ピルの方が骨にとっても良いでしょうか。生理不順による骨粗鬆症を防ぐにはどうしたら良いか、教えて下さい。

A,30歳の方で骨密度のYAM値が89%でしたら、それほど心配する値ではないと思います。

カウフマン療法と低用量ピルを比べても、骨粗しょう症に対する効果はそれほど大きな差は無いと思われます。
妊娠を希望する時まではカウフマン療法で良いのではないでしょうか。

排卵誘発剤の処方に関する質問

Q,特に不妊と言われた訳ではありませんが、できれば双子希望と妊娠率を上げたいと思っていて排卵誘発剤が欲しいのですが、すぐにもらうことは出来ますか?

A,一度基礎体温表を見せていただきたいと思います。
そのうえで排卵誘発剤が必要と判断されれば、処方するのに問題はありません。

排卵誘発での男女の産み分けは非常に困難です。

Q,生理周期が不定期で排卵日が予測できず卵子もなかなか大きくならないため、以前、先生のクリニックにて、薬とタイミングを行ってもらい二人女の子を出産しました。

三人目を望むときも、他のクリニックにて同じような処方をしてもらい女の子を出産。
すべて、産みわけなど申しませんでしたが、すべて女の子です。私の治療した結果女の子が授かりやすくなったということなんでしょうか?
もし産み分けをしていたら、男の子が生まれたのかも。。。と考えてしまって、あの時男の子がほしいと言えばよかったのかと考えてしまいます。

A,排卵誘発のやり方で男女の産み分けをするのは非常に難しいのです。
貴女の場合は3人とも女の子だったのは偶然だったと思いますよ。

 

不妊治療中、妊娠中のLリジン

Q,よく口唇ヘルペスになるんですが、ビタミンのLリジンが効果的だと知り、最近から飲んでるのですが、妊活中や妊娠中でも、問題ないですか?

A,Lリジンはアミノ酸の一種ですから、食品の中に含まれると思ってください。
ですから妊娠中に摂取しても問題ないと思われます。

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