多嚢胞性卵巣症候群のピルの服用について

Q,6~7年前に多嚢胞性卵巣症候群と診断され、そこからマーベロンを続けてのんでいます。
今は結婚もしていないため、すぐの妊娠はありませんが、ゆくゆくは子供もほしいと思っています。今は35歳です。
ピルの副作用もすこし気になるため何度かピルをやめてみようかと今、通っている婦人科の先生に相談してみましたが、ピルを一旦やめて始めるほうが、体への負担が強くなるため、続けるほうがいいとのお話をうけて、続けていました。

先日、友人に勧められた漢方を買いに行った薬局で、ピルを一度もやめずに続けていることを話すと、卵巣の機能や排卵の確認をせずに続けていると、やめたときに排卵していなかったり、卵巣の機能がピルによって低下してしまうこともあるのでは、とお話がありました。。
定期的にピルをやめて排卵しているかの確認が必要なのでしょうか?

わたしは将来は子供もほしいので、できるだけ健康な体でいたい気持ちもありますし、薬に頼らず生理がきてほしい思いもありますが。
多嚢胞性卵巣症候群の治療として、ピルを続けたほうがいいのか、定期的にやめたほうがいいのか、どちらがいいのでしょうか?

A,ピルを長く飲み続けたために卵巣の機能が落ちてしまうという報告はありませんので、ピルをいったん止めてみるということはあまり意味がないと思います。
ピルという薬は飲み始めに副作用が出ることがあっても、飲み続けると副作用の出る確率がどんどんと小さくなる薬です。
ですがいったん止めてしまうと副作用の発現率が元に戻ってしまうことが知られているので、ピルを途中で飲むのを止めるのは非常にもったいない飲み方ということになります。

2024年5月
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